......ある日保育園から帰ると、おやつを食べている私に母が、「Y先生今日休んだんだってね?」と言ってきました。
Y先生は午前中だけ来ていたので私は、「ううん、来てたよ!」と言うと、母は私が嘘をついていると思って突然顔を真っ赤にして怒り、わたしのお尻を叩きました。
「午前中だけ......」と途中からでも言い足せばよかったのに、親に叩かれるという経験が全くなかった私は叩かれたということ自体ショックで頭の中がすっかり混乱し、ただただ悲しくて涙が出てくるばかりでした。
そしてその足でひとり祖父と祖母の肖像画の前に行くと、いつもは無表情の二人がその時は私に対して慈悲深く微笑んでくれたのです。
信じられなくて何度も何度も見直しましたが、やはり二人は私を包むように優しく微笑みかけてくれていました。
おそらく私の助けを求める気持ちと、あふれる涙のせいでそのように見えたのだと思いますが、それ以来私は辛いこと、悲しいこと、嬉しいことなどがあったら何でも二人に報告するようになりました。
姉や兄と違って、自分の思ったことを何でも両親に言えるタイプの子供ではなかった私にとって、心の中の祖父と祖母の存在は唯一の"癒し"でもあったわけです。
父も母も亡くなった今では、「どこの家のお墓も、家族にとって大切な人が葬られている所」というイメージが強くなって、私にとって "お墓"は "怖いもの"ではなく"癒される存在"となりました。
鵯越墓園(霊園)のまめ知識について解説しています。
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