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お盆のお墓参りについて(1)

"昔からの一軒家"というと神棚があって仏間があって、何か珍しいものをいただいた時などはまず仏壇にお供えしてから、その後で家族がいただくというのが一般的でしたが、現代ではそのような習慣は次第に薄れて行き、住居形態の多くを占めるマンションでは仏壇や仏具を収納する特別な場所もありません。

とはいえ "お盆"や"お彼岸"というとすぐに"お墓参り"が連想されるように、日本ではお墓参りの習慣が日本人の生活の一部となってすっかり定着しています。

特に、"お盆"は各企業でも休暇が設けられていたり、交通機関もお盆となると帰省の人々で毎年ごった返したりと、お墓参りを兼ねて離れて暮している肉親同士が一処に集うために、日本中が騒然としています。

"お盆のお墓参り"は、別名"盂蘭盆会(:うらぼんえ)"とも呼ばれ、"盂蘭盆経"という親孝行の大切さを説いた経典の教えに基づいて祖先の霊を死後の苦しみの世界から救済するための仏事となっています。

その期間は陰暦の7月13日から16日までの4日間で、13日の"お盆の入り"で先祖の霊がこの世に戻ってきて16日の"お盆の明け"で霊界へ帰って行くというもので、そのためにお参りをしてさまざまな供え物をし、祖先の霊の冥福を祈ります。

よくテレビや雑誌で、「家族に悪いことばかりが起こるのですが......」などといった人生相談に、霊能者のような人が、「お墓参りをきちんと行わないから家庭がうまくいかないのですよ......」と回答を出しているのを見かけます。

それが本当だとすれば、ご先祖様は私たち子孫に危害を加える怖い存在ということになってしまいますね。

「この世に思い残すことがあって成仏できていない霊が、低級霊となって供え物を要求したり、子孫にお参りを強要したりするので災いから逃れるためには、供養して成仏してもらわなければならない」とか、「この世で善行ばかりではなかった人は"地獄"と言われるような心を鍛え直す環境に送られるが、彼らを少しでも早く救い出すために供養することがこの世にいる私たちが幸せになることのできる一番の方法である」など、お盆のお墓参りに関してはさまざまな見解があるようです。

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