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お盆のお墓参りについて(2)

実は我が家にも数年前に悪いことがいくつも続けざまに起こったことがあって、真剣に悩んだことがありました。

実家のお墓は長男である兄がみているのですが、姉と"我が家に起こる災いの原因"を考えているうちに結局「私たちの先祖供養の仕方が間違っている」という、ご先祖様からの怒りの声ではないかという結論に達しました。

そして、「何かの災いは家庭の中でも最も弱い存在である子供が受けやすい」と言われるように、3人兄弟の末っ子で、最も自己主張のできないタイプである私が災いを受けるのではないかということになったのです。

そこで、実家の菩提寺の住職さんに相談してみることにしました。

「あのー、最近私の家庭に悪いことばかりが続くのですが、私たち兄弟の先祖供養の仕方が......」と言い出した途端に住職さんは、「あなたのように自分のまわりに起こった不幸をご先祖樣のせいにして簡単に解決してしまおうとする人が最近多いのですが、その気持ちは根本的に間違っていますよ!」「ご先祖たちがかわいい子孫に災いを引き起こすようなことをするわけがないでしょう!」と一喝され、自分の考えをいろいろ話して下さいました。

私たちは1人で生きているように錯覚しがちですが、今こうして生きていれるのは両親のおかげであり、両親もまたその両親のおかげでというように、はるか昔からずっとDNAが受け継がれて生命の流れが途絶えずに続いてきています。

例えば「今日は何となく行きたくないから明日にしよう」と思って出発を取りやめたことで、運よく事故に遭わないで済んだとか、自分の力ではなくて何か大きな力に守られているのを感じることが私たち人間にはよくあります。

これはDNAに遠い昔からの人類の知恵が刻み込まれていて、それが第六感という形で私たちに危険を教えてくれるからだと考える人もいますし、「理性よりも第六感のような感性の方が確かである」と言う人もたくさんいます。

言い換えれば私たちはご先祖様に守られていて、決して孤独な存在ではないのです。

お盆のお墓参りは、日頃守っていただいていることに対する感謝の気持ちを込めて先祖供養をするためであるとよく言われますが、墓掃除をしたりお花やお水をお供えすることによって冷静に自分自身を見つめなおすことができることもよくあり、結局はご先祖様のためというよりも自分のためになっていることの方が多いようです。

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